お正月の定番料理としても人気の数の子ですが、数の子はにしんという魚の卵を調理したものです。
この記事ではにしんはどのような魚なのか解説し、自宅で数の子を調理する方法を確認していきます。
数の子を使ったレシピも紹介しますので、気になる方は是非最後まで記事をご確認下さい。
お正月の定番料理としても人気の数の子ですが、数の子はにしんという魚の卵を調理したものです。
この記事ではにしんはどのような魚なのか解説し、自宅で数の子を調理する方法を確認していきます。
数の子を使ったレシピも紹介しますので、気になる方は是非最後まで記事をご確認下さい。
ここではにしんについて紹介し、数の子の魅力や日本以外にも数の子を食べる国はあるのか解説します。
にしんや数の子についての知識を深めていきましょう。
にしんは別名『春告魚(はるつげうお)』と呼ばれており、3~5月にかけて水揚げされる魚です。体長は25~30cmとそこまで大きくなく、見た目がイワシに似ていることから東北地方では、「かどいわし」とも呼ばれています。
旬のにしんは脂がのって美味しいですが、一時的ににしんの漁獲量が激減していた時期も。北海道や東北地方を中心とした日本近海でも大量に水揚げされていたにしんですが、1950年代に漁獲量は大幅に減少。私たちが口にするにしんの多くは輸入品が占めるようになりました。
そのような状況の中、国産のにしんの漁獲量を増やしたいという思いから、現在北海道では資源増大対策の1つとしてにしんの稚魚放流が積極的に行われており、小樽市など一部の地域では以前と比較するとにしんの水揚げ量が回復。通販などで国産にしんを目にする機会も増えてきています。
国産のにしんを目にする機会があれば、是非一度食べてみて下さい。
数の子はにしんの卵巣部分を塩漬けしたもののことを指し、お正月のおせち料理として関西地方を中心に多くの人から愛されています。数の子の魅力はなんといってもコリコリとした食感。塩辛い味と独特の食感が合わさり、一度食べたらやみつきになったという方も多いのではないでしょうか?
日本では大人気の数の子ですが、日本以外の国では数の子は食べられていません。海外では魚の卵は捨てるのが一般的。にしんの卵である数の子を食べるということ自体が考えられないことなんですね。そのため、ロシアやアラスカはにしんの水揚げ量の多い地域ですが、現地で食べられることはなく、冷凍され、日本へ輸出されます。
海外産の数の子の中には特大サイズのものもあり、日本国内でも大人気。数の子を購入する際には産地に注目してみると面白いかもしれません。
数の子を食べる文化は日本特有のものです。
ここでは生にしんから自家製数の子を作る方法を解説。さらに、数の子を使ったレシピについてもいくつか紹介します。
正月に食べた数の子が余ってしまった際などの参考にして頂ければ幸いです。
生にしんの自家製数の子の作り方は簡単で、材料さえあれば手軽に自宅で作ることができます。
用意する具材は生にしんと塩のみ。
手順として、まず生にしんから数の子を取り出し、数の子の水気を取り除き、塩をかけます。その後、キッチンペーパーの上に数の子を置き、タッパに入れて冷蔵庫の中へ。水気がなくなるまで数日間寝かせましょう。この際に注意するのがキッチンペーパーを1日1回程度交換すること。手間に感じるかもしれませんが、水気を抜くには欠かせない作業のため、忘れないようにしましょう。
水気が抜けたら冷蔵庫から数の子を取り出し、表面の塩を洗い流します。その後ボウルに塩大さじ1杯と水を500ccほど入れ、数の子を投入。3~4時間したら水を入れ替え、さらに6~8時間ほど放置します。塩抜き完了後は数の子の表面の薄皮をむき、めんつゆや醤油など味付けをすれば数の子の完成です。
時間はかかりますが、生にしんの自家製数の子は自宅で簡単に作れるため、気になる人は是非試してみて下さい。
数の子はめんつゆや醤油に漬けて食べる以外のレシピがあるのか知りたいという方は多いのではないでしょうか?
数の子を使った最もシンプルなレシピは数の子の塩焼きです。調理方法は数の子に塩をふり、フライパンで両面焼くだけ。お酒のおつまみにぴったりですし、普段とは少し違った数の子を楽しむことができます。簡単に調理できますので、お正月に食べた数の子が余ったという方は試してみてはいかがでしょうか。
数の子を使ったおすすめレシピ2つ目は糠にしんと数の子のパスタです。玉ねぎと糠にしんを炒めて、パスタを生クリームや黒胡椒とからませた後に一口サイズに切った数の子をのせれば完成。
数の子のコリコリとした食感がクリームパスタを一味違うものにしてくれます。
今回は数の子を使って簡単に作れる料理を紹介しましたが、他にも様々なレシピがあるので、気になる方は調べてみて下さい。
この記事ではにしんと数の子について紹介しました。
数の子はにしんとい魚の卵であり、にしんの漁獲量が減っていることもあり、通販などではアラスカやロシアなどからの輸入品が増えています。
にしんの魚を購入する機会があれば、自宅でも数の子を作ることは可能なため、是非数の子作りに挑戦してみて下さい。
当店では北海道の小樽で水揚げされ、糠漬けにしたにしんを販売しています。新鮮なにしんを一度食べてみたいと考えている方は是非下記リンクより商品をご覧下さい。
飯坂冨士商店のおすすめ:北海道で水揚げされた国産糠にしんの詳細はこちらから
また、自宅で数の子を作るのが面倒という方や、新鮮な数の子を楽しみたいという方は下記のリンクから当店自慢の数の子をご覧下さい。