身が柔らかく、水っぽいことが名前の由来とされているミズダコ。ミズダコの中には特大サイズのものもあり、多くの人から愛されています。

この記事ではミズダコの旬の時期や大きさ、ミズダコを使ったレシピについて徹底解説。この記事を読めば、ミズダコを存分に楽しむための知識が身に付きます。

気になる方は是非最後まで記事をご確認下さい。

最初に紹介するのはミズダコの旬の時期とサイズについてです。それぞれについて詳しくみていきましょう。

日本国内で食用として有名なタコはミズダコとマダコの2種類。

マダコは引き締まった身で噛み応えのある食感が特徴となっており、11月～1月の時期が旬となります。大晦日やお正月など家族が集まった際にマダコをみんなで食べるという家庭も多いのではないでしょうか？

冬の時期が旬のマダコに対して、ミズダコは1年を通して水揚げされ、夏の時期は特に漁が盛んに行われます。通販サイトなでは1年を通してミズダコを購入することができるという点はタコ好きの方にはうれしいポイントですよね。

海外からの輸入品も多いミズダコですが、日本国内で水揚げされる地域は三陸沿岸以北。北海道や青森県、福島県が有名で中でも北海道が有名です。これらの地域ではミズダコは刺身として食べるのが一般的となっており、ミズダコは特に頭の部分が柔らかく、好んで食べる方がたくさんいらっしゃいます。

これまでマダコしか食べたことがないという方は一度ミズダコを試してみてはいかがでしょうか？

ミズダコの特徴はタコの中でも最大規模のサイズです。

ナショナルジオグラフィック※によると最も大きいミズダコのサイズは体長9.1m、体重272kg。平均サイズでも体長は5m、体重50kgを超え、ミズダコはとてつもない大きさであるということが分かりますよね。

その大きさからミズダコは海中でも強力な生物の1種類となっており、サメを食べることでも有名。大きな体を広げてサメを捕食し、体の中で唯一硬い部位であるクチバシを使って、嚙み砕いていきます。その大きさから人間が襲われることもあるそうです。

ミズダコは大きすぎるため、通販などで販売される際には足の部分などを切り分けて販売されることが多く、当店では足の部分や頭の部分を切り分けて販売中。噛み応えがあり、旨味の多い部分のみ厳選していますので、気になるという方は是非下記リンクから詳細をご確認下さい。

※参照：NATIONAL GEOGRAPHIC

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20141218/429107/#:~:text=%E3%83%9F%E3%82%BA%E3%83%80%E3%82%B3%E3%81%AF%E3%82%BF%E3%82%B3%E3%81%AE%E4%B8%AD,%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AB%E3%80%8150%E3%82%AD%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0%E7%A8%8B%E5%BA%A6%E3%81%A0%E3%80%82

マダコとは異なる柔らかい食感が魅力の1つとなっているミズダコ。ここではミズダコの食感や旨味を存分に楽しめるレシピを3つ紹介します。

お好みの調理方法でミズダコを存分にお楽しみ下さい。

最初に紹介するのはミズダコのカルパッチョです。タコと野菜の食感を同時に楽しむことができ、食欲が低下する夏にもピッタリの1品となっています。

用意するのはミズダコと旬の野菜、お好みの調味料の3つ。旬の野菜についてはトマトやパプリカ、きゅうりなどを組み合わせるのが当店のおすすめです。

調味料については、さわやかな味わいを楽しみたいという方はレモン汁と塩を合わせた塩レモンカルパッチョ、少し辛い味付けでお酒のおつまみにしたいという方は、ジェノベーゼペーストにタバスコを混ぜたジェノベーゼ風カルパッチョにするなど、目的に応じたものを選択するのが良いでしょう。

調理方法は簡単で、ミズダコと野菜を1口サイズに切り分け、調味料を合わせれば完成です。

手軽に作ることができ、ミズダコのおいしさを存分に味わうことができるので是非一度試してみて下さい。

ミズダコのおすすめレシピ2つ目は漁師の間で人気のタコの道具汁です。道具汁とはミズダコの頭の中に入っている内臓を全て使って作る一品。冬に温まることができ、手軽に作れることから特に漁師たちの間で人気となっています。

用意するのはミズダコの内臓とネギなどの野菜、豆腐、醤油、味噌。

調理方法はまず、ミズダコの頭から内臓を取り出し、軽く塩もみします。その後ミズダコの内臓を下茹でし、食べやすい大きさに切り、野菜や豆腐とともに鍋に投入。魚ベースの出汁に醤油や味噌で味を整えて煮込んだら道具汁は完成です。

シンプルな料理ではありますが、冬にピッタリの一品で、普段は中々味わえないタコの内臓を存分に楽しむことができます。

タコの道具汁は通販で頭や足の部分だけを購入する方は作ることができない一品ではありますが、ミズダコが1杯手に入る機会があったら是非試してみてはいかがでしょうか？

最後に紹介するのがミズダコの塩ゆでです。

最もシンプルな一品ですが、多くの人に愛されており、ミズダコの美味しさを堪能したいという方におすすめの一品となっています。

ミズダコの塩ゆでをする際に用意するのはミズダコ、醤油、酢と塩。

作り方はまず、大鍋いっぱいに水と醤油、酢、塩を入れ、沸騰するまで水を煮詰めていきます。水が沸騰したら火の強さを弱め、下処理が完了したミズダコを投入。水が再沸騰し始めたら、3分間ゆで、火を止めます。その後火を止めてから蓋をして10分間放置すればミズダコの塩ゆでの完成です。

厚切りのミズダコの旨味を存分に味わいたいという方には塩ゆでは最適なレシピの1つとなりますし、調味料を工夫すれば様々な味を楽しむこともできます。気になる方は是非ミズダコの塩ゆでを試してみて下さい。

この記事ではミズダコの旬の時期や大きさ、おすすめのレシピついて解説してきました。

ミズダコは最大9mを超える大きさが特徴。冬が旬のマダコに対して、ミズダコは1年間水揚げされますが、特に夏は漁が活発になります。

また、ミズダコは様々なレシピがあるため、カルパッチョや道具汁、塩ゆでなどお好みに応じた料理をお楽しみ下さい。

この記事がミズダコについて知りたいという方の参考になれば幸いです。