元々は保存の目的で製造され、今でも糠(ぬか)と塩の組み合わせがにしんの味を引き立てるということで人気の糠にしんの本漬け。
この記事ではそんな糠にしんの本漬けについて徹底解説します。
本漬けと下漬けの違いや糠漬けの歴史、糠にしんの作り方も紹介するので糠にしんの本漬けについて知りたいという方は是非最後まで記事をご覧下さい。
元々は保存の目的で製造され、今でも糠(ぬか)と塩の組み合わせがにしんの味を引き立てるということで人気の糠にしんの本漬け。
この記事ではそんな糠にしんの本漬けについて徹底解説します。
本漬けと下漬けの違いや糠漬けの歴史、糠にしんの作り方も紹介するので糠にしんの本漬けについて知りたいという方は是非最後まで記事をご覧下さい。
糠にしんの本漬けについて理解するにはまず基本的な知識を理解することが重要です。
ここでは本漬けと下漬けの違いなど糠漬けにする前に必要な知識を紹介。
糠漬けと糠にしんの歴史についても確認していきますので、糠にしんの本漬けに関する理解を深めましょう。
糠にしんの本漬けを行うまでにはいくつかの工程が必要となります。
本漬けを行う前に、行うのが下漬けです。下漬けとは塩で素材を漬け込む方法のこと。塩を用いて素材の水分を抜き取り、その後重しなどで繊維を潰します。繊維が潰れることで素材が柔らかくなるという点が下漬けの特徴です。
下漬けを実施した後に行うのが本漬け。本漬けとは『味付け』を意味し、これは各家庭やお店によって異なります。
本漬けの種類は浅漬けと糠漬けの2種類。
浅漬けは醤油やみりんなどを用いた味付けで、白菜や大根、ナスなどに使用されます。皆さんが普段口にする漬物は浅漬けしたものが多いため、馴染み深いという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
本漬けの2つめの種類が糠漬けです。糠漬けの特徴は米糠で漬け込み、一定期間熟成発酵させたもののこと。乳酸菌が含まれており、美容や健康に良い点も糠漬けの魅力的なポイントの1つです。お店や通販などで、にしんは浅漬けではなく、糠漬けされることが多くなっています。
米糠を用いて、糠漬けが行われるようになったのは、はっきりとは分かりませんが、1,500年頃ではないかと言われています。発祥の地は北九州で、小倉城藩主の細川忠興が糠漬けを食べ、庶民に糠漬けを広げていったそうです。
それでは糠にしんの本漬けが用いられるようになったのはいつでしょうか?
江戸時代中期に、蝦夷(現在の北海道)で水揚げされ始めたにしんですが、関西地方や山陰地方まで運搬するために船を使用しており、到着までにかなりの時間を要していました。
そこで用いられたのが糠にしんの本漬け。保存食として日持ちするのはもちろん、「しょっぱい」味わいが夏場の塩分補給や食欲増進、冬場は貴重なたんぱく源として多くの人から愛されていたそうです。現在では塩辛すぎない味付けの糠にしんの本漬けが人気となるなど、長い期間多くの人から愛されています。
ここでは糠にしん本漬けの作り方を中心に紹介します。
糠にしん本漬けの作り方自体はそこまで難しくなたいめ、是非参考にしてみて下さい。
また、自宅で糠にしんの本漬けを作るのは面倒という方や味付けに自信がないという方も中にはいらっしゃると思います。
そんな方に向けて糠にしんの本漬けを通販で購入する際のポイントも紹介しますので、是非そちらもご確認下さい。
糠にしん本漬けを作る際に用意する材料は以下の通りです。
・生のにしん
・米ぬか
・塩
にしんの切り身ではなく、1から捌く場合は頭・内臓・しっぽを切り、血合いを抜きます。手に骨が刺さらないようにするために、割りばしなどを使用するのがおすすめです。
にしんの加工が終わったら、にしんを漬ける糠を作っていきましょう。
まずは米ぬかをフライパンで変色しない程度に煎ります。その後煎った米ぬかを冷ましてから、塩を投入。塩の量は糠の7~10%程度が目安です。好みに応じて塩の分量を変えることはできますが、あまりに塩が少ないと長時間保存ができなかったり、塩が多すぎると糠にしんの味がしょっぱくなってしまったりとマイナス要素もあるため、注意が必要となります。
糠と塩が十分に混ざったら、ビニール袋に入れ、にしんも投入し、まぶしていきます。この際ににしんのお腹の中までぬかが入るようにするのがポイント。まぶし終わったらタッパなどに入れてフタをし、重しなどをのせ、2週間ほど冷暗所で寝かせたら糠にしん本漬けの完成です。
焼き魚にしたり、三平汁の具材に使ったり、お好みの方法で糠にしんの本漬けをお楽しみ下さい。
上記で紹介した通り、糠にしん本漬けの作り方自体はそこまで難しくないし、スーパーや通販で購入するメリットはあるの?と疑問に思った方もいるかもしれません。
糠にしん本漬けを通販などで購入する最大のメリットはこだわりの味付けを楽しむことができるという点です。
本漬けの中でも浅漬けであれば、自宅で作っても通販で購入しても大差はありません。しかし、糠漬けは塩辛い味付けを売りにしているショップもあれば、若い人でも食べやすい味付けにしているショップもあり、個人によって好みの味が異なります。中には自宅では再現するのが難しい加工をしているショップも。そのため自分で糠にしんを作っているという方も一度は通販で糠にしんを購入していみることをおすすめします。
当店では北海道で水揚げされた国産のにしんを市場で競り落とした日に工場で加工。幅広い人に楽しんで頂くため、試行錯誤の末に、丁度いい塩加減の糠にしん本漬けを開発しました。他の通販では味わえない当店オリジナルの糠にしん本漬けを是非下記のリンクからお試し下さい。
この記事では糠にしんの本漬けについて解説しました。
糠漬け自体は1500年頃から使われ始めた手法で、糠にしんは江戸時代中期に運搬時の船による長時間移動の保管目的で開発。
現在では家庭でも作れる身近な料理としても人気を集めています。
糠にしんの本漬けは調味料やお店によって味付けが異なるため、家庭で作ってみるだけでなく、お店や通販の商品も試してみて好みの味付けを探してみるのがおすすめ。
当店では、塩辛すぎない優しい味付けにこだわった糠にしんの本漬けを販売しているため、是非一度下記リンクからお試し下さい。
飯坂冨士商店おすすめ:北海道産糠にしんのお取り寄せはこちらから!
この記事が糠にしんの本漬けについて知りたいという方の参考になれば幸いです。