毛ガニの旬の時期はいつ?代表的なカニの旬の季節も解説
「年末年始に食べる機会が多い、毛ガニの旬の時期は12月に違いない!」と考えている方は多いのではないでしょうか?
実は毛ガニの旬の時期は12月だけではないのです。
この記事では気になる毛ガニの旬の時期について徹底解説。
毛ガニだけでなく、ズワイガニやタラバガニ、花咲ガニといった皆様が口にすることの多いカニの旬の季節についても紹介するので、カニの旬の時期の季節を知りたいという方は必見の内容です。
毛ガニの旬の時期はいつ?特産地ごとの旬の違いも解説
ここでは毛ガニの旬の時期を紹介していきます。
また、毛ガニの主な特産地は日本国内では北海道と東北地方の一部の地域となっており、毛ガニの旬の季節を知る上では特産地ごとの水揚げの時期を把握しておくことも重要です。
毛ガニの旬の時期とともに特産地も併せて確認するようにしましょう。
毛ガニの旬の季節はいつ?
毛ガニの旬の季節に関して、この時期が特別毛ガニを楽しめるといった時期はありません。
毛ガニは1年間を通して日本のいずれかの地域で水揚げされており、通販サイトを利用すればいつでも美味しい毛ガニを楽しむことが可能です。
カニは冬にしか楽しむことができないと思っていたという人からするとこの結果は意外ですよね。
毛ガニが1年中楽しめる理由は、2点考えられます。
1点目は冷凍技術が高まったという点。
毛ガニに限ったことではありませんが、食品を冷凍すると内部に氷の結晶が作られます。
この結晶が大きければ大きいほど食品の組織へのダメージが大きくなり、毛ガニ本来の旨味や食感を楽しむことができません。
近年では氷の結晶を作らないようにする急速冷凍と呼ばれる技術が発達。
これにより、冷凍保存された毛ガニでも自然解凍すれば水揚げされたばかりの状態に近い鮮度の毛ガニを楽しむことができるようになりました。
毛ガニの水揚げ量は10月になると一時的に下がる傾向にありますが、この時期でも9月に水揚げされた毛ガニを急速冷凍したものを出荷することで、供給量を保つことができるようになっています。
1年を通して毛ガニを楽しむことができる2つ目の理由は地域ごとによって毛ガニの水揚げ時期が異なるという点。
これについては後述しますが、毛ガニの水揚げ量の最も多い北海道の中でも日本海側やオホーツク海側など海によって毛ガニが獲れる季節が異なりますし、北海道と東北地方でも毛ガニが水揚げされる季節は異なります。
毛ガニを購入する際には原料産地に注目してみるのも面白いかもしれませんね。
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毛ガニの特産地を紹介
毛ガニが水揚げされる時期は地域によって異なると言及しましたが、ここではそれぞれの特産地別に毛ガニが水揚げされる季節の詳細を解説します。
まず最初に紹介するのは毛ガニの水揚げ量が最も多い北海道。
北海道は毛ガニが水揚げされる地域が複数あり、大きく分けるとオホーツク海側、太平洋側噴火湾、根室沖、日高沖の4つになります。
同じ都道府県の中でも水揚げされる場所が4つもあるのは、面積の大きい北海道ならではと言えますよね。
地域ごとの水揚げ時期は以下の通りです。
- オホーツク海側・・・3~6月
- 太平洋側噴火湾・・・7・8月
- 太平洋側根室沖・・・9~3月
- 太平洋側日高沖・・・12~4月
これをみると北海道では1年中毛ガニが水揚げされていることが分かりますよね。特に北海道で夏~秋に水揚げされる毛ガニは脱皮してからかなり時間が経過しており、殻が固くなっています。脱皮してから時間が経っているということはその分、中の身は大きくなり身の入りもよくなっています。
また、北海道の毛ガニはいつでも楽しめるという点以外にも魅力があります。
北海道の海は冬が寒く、プランクトンなどの栄養が豊富。
そのため、毛ガニのサイズが大きく、身もぎっしり詰まっているものが多いです。特大サイズの毛ガニを楽しみたいと考えている方は、是非一度北海道産の毛ガニをお試し下さい。
日本国内で北海道以外に毛ガニが有名な地域は岩手県です。
岩手県では12~4月の冬の時期に毛ガニが水揚げされ、年末年始の需要の高まる季節に新鮮なカニを楽しむことができます。
上記の季節に毛ガニを購入する際には産地に注目してみましょう。
毛ガニ以外のかにの旬の季節を解説
ここまでは毛ガニの旬の時期や特産地を紹介してきましたが、日本には毛ガニ以外にもズワイガニやタラバガニ、花咲ガニと様々な種類のカニを楽しむことができます。
そこで、ここでは日本で楽しむことができる代表的なカニの旬の季節について徹底解説。
旬の時期にカニを楽しみたいと考えている方必見のないよです。
カニの旬の季節を解説①:ズワイガニ
毛ガニと同様に身だけでなく、カニ味噌も楽しむことができるズワイガニ。
お正月に家族みんなでズワイガニを食べたことがあるという方も多いのではないでしょうか?
ズワイガニの旬の時期は10月~5月とされています。
毛ガニほどではありませんが、ズワイガニについても長い期間楽しむことができ、こちらも地域によって漁の時期が異なる点が特徴です。
北海道や東北地方、新潟県は10月頃からズワイガニの漁がスタート。翌年の5月までズワイガニが水揚げされ、漁獲される量も多くなっています。
なお、北海道のオホーツク海に関しては冬場は海に氷が張っていることもあり、ズワイガニ漁は4月と5月のみです。
西日本におけるズワイガニ漁は雄と雌で漁獲時期が異なる点が大きなポイント。
雄ガニは11月6日~3月20日、雌ガニは11月6日~1月10日となっており、雌ガニの方が漁の期間が短くなっています。
ズワイガニは冬が旬の季節と考えている方も多いかもしれませんが、北海道などの東日本では春になってもズワイガニを楽しむことができるという点は覚えておくといいかもしれません。
カニの旬の季節を解説②:タラバガニ
タラバガニはカニという名前ですが、実はヤドカリ科の生物となっており、ズワイガニや毛ガニのようにカニ味噌を食べることはできません。
しかし、ぎっしりと詰まった身は食べ応えがあり、カニの中でも高い人気を誇ります。
タラバガニの漁獲時期は大きく分けると年2回。
1回目は4月~6月となっており、これは暖かくなると海底から海岸に上がってくるというズワイガニの性質から、この時期の水揚げ量が多くなっています。
2回目の漁獲時期は11月~2月の冬の季節。
冬に水揚げされたタラバガニは身がぎっしり詰まった硬ガニとなっており、美味しいタラバガニを楽しみたいという方はこの時期にタラバガニを購入することをおすすめします。
また、タラバガニは日本国産のものではなく、アラスカ産やロシア産など海外から輸入されたものがほとんど。
国内産のタラバガニを楽しみたいという方は北海道産のタラバガニを通販などで探してみてはいかがでしょうか。
カニの旬の季節を解説③:花咲ガニ
ズワイガニやタラバガニ、毛ガニと比べると漁獲される量が少なく、幻のカニと呼ばれることもある花咲ガニ。
花咲ガニは日本の中でも北海道の一部の地域でしか水揚げすることができず、希少価値も高いです。
そんな花咲ガニの旬の季節は夏。
北海道の根室沖では7~9月、釧路付近では早い時は3月頃から7月にかけて漁獲されます。
通販サイトでは6月頃から花咲ガニを見かけることがありますので、気になる方は確認してみて下さい。
花咲ガニの魅力はなんといっても真っ赤でとげとげの見た目。
元々は黒色に近い見た目なのですが、ゆであがると色が変色するという面白い特徴を持っています。
口いっぱいに広がる旨味と甘味が病みつきになるという方も多く、ズワイガニや毛ガニとは一味違うカニを楽しみたいという方は花咲ガニに挑戦してみるのがおすすめです。