1年に一度のお正月は特別なものにしたい。
そう考えてお正月におせち料理と一緒にカニを食べるという方は多いのではないでしょうか?
そこでこの記事ではお正月に食べるカニについて徹底解説します。
美味しいカニを選ぶ際のコツはあるのか気になるという方や、カニの解凍方法や保存方法を知りたいという方、おすすめのカニの食べ方を知りたいという方は是非記事を最後まで読んでみて下さい。
1年に一度のお正月は特別なものにしたい。
そう考えてお正月におせち料理と一緒にカニを食べるという方は多いのではないでしょうか?
そこでこの記事ではお正月に食べるカニについて徹底解説します。
美味しいカニを選ぶ際のコツはあるのか気になるという方や、カニの解凍方法や保存方法を知りたいという方、おすすめのカニの食べ方を知りたいという方は是非記事を最後まで読んでみて下さい。
最初に解説するのはなぜお正月にカニを食べる人が多い理由とそもそもカニの旬の時期はいつなのかという2点です。
お正月にカニを食べる理由は特別な日に贅沢をするという以外の目的が含まれていました。
カニをお正月に食べる理由としては、特別感以外に縁起物としてカニが良いものとされているという点が挙げられます。
縁起物としてカニが持つ意味は2つ。
1つ目はカニが幸運や勝利をもたらすというものです。
カニのハサミを観察してみて下さい。
ハサミの形がVサインに見えるという方は多いのではないでしょうか?
このことからカニは勝利をもたらす食べ物として、受験や試験に合格するという意味を持つ縁起物となっています。
これは元々中国由来の言い伝えですが、日本でも信じられており、試験に合格しますようにという願いを込めてお正月にカニを食べる方も多いようです。
カニが縁起物として持つ2つ目の意味は子宝に恵まれるというもの。
カニは卵を抱いて育てるという性質を持ちます。
水中に生息する魚や地上に生息する卵を産む生物の中でも卵を抱いて育てる生物は稀であり、このことから子宝に恵まれるという考えが根付きました。
カニは単に特別な日に食べるものというだけでなく、縁起物としての意味があるということを知っておくといいでしょう。
カニの旬の時期は、種類によって若干異なりますが、基本的には冬です。
日本で食べられる代表的ななカニは、ズワイガニ、タラバガニ、花咲ガニ、毛ガニの4種類。
花咲ガニの旬は7~9月の夏ですが、それ以外のカニは1月が食べごろとなっており、お正月のタイミングと重なります。
そのため、12月から1月にかけてはスーパーや百貨店でカニを並ぶことが多くなり、おせち料理と一緒にカニを購入しようと考える方も多くなるようです。
旬のカニは身が詰まっていて、味も濃厚。
最も美味しい旬の時期にカニを楽しむことができるということで、お正月に特別美味しいものを食べているという特別感も増しますよね。
お正月にせっかくカニを食べるのだから、後悔はしないようになるべく美味しいものを選びたいですよね。
ここでは美味しいカニの選び方について解説していきます。
美味しいカニを選ぶポイントは産地や見た目など様々な要素を考慮することが重要です。
美味しいカニを選ぶポイントの1つ目は産地です。
日本で食べられるカニの多くは海外からの輸入品が中心となっており、ロシア、アメリカ、カナダからの輸入が9割を占めています。
輸入されるカニの種類で多いのはタラバガニとズワイガニの2種類。
どちらもクオリティーは高いですが、日本国内で水揚げされたカニの方が評判は高く、お正月にカニを食べる際には国内産のカニを選択するのがおすすめです。
日本で最大のカニの産地は北海道となっており、タラバガニやズワイガニはもちろん、毛ガニや花咲ガニなど様々な種類のカニを楽しむことが可能。
どのカニも品質が高いため、美味しいカニを食べたいという方はまず北海道のカニを購入することを検討することをおすすめします。
北海道以外では、東北地方や北陸地方のカニも有名です。
東北地方で水揚げされるズワイガニは『松葉ガニ』、北陸で水揚げされるズワイガニは『越前ガニ』と呼ばれ、それぞれ独自のブランディングを行っており、北海道に負けじと有名なカニの産地となっています。
カニを選ぶ際にはまず産地を確認するようにしましょう。
産地以外の美味しいカニの選び方としては、カニの見た目から品質を判断する方法があります。
見た目で最も重要となるのはカニの色ツヤです。
美味しいカニを選びたいと考えている方は、色鮮やかな赤色をし、ツヤがあるカニを選択するようにしましょう。
この理由としては、色が悪いカニは古くなっている可能性が高く、店頭などに並んでから時間が経っている可能が高いからです。
また、色に関してはカニの甲羅側だけではなく、腹側の色を見るのも重要なポイント。
腹側が白くなっているカニは身入りが良くないとされており、満足できない可能性があります。
色ツヤはだれでも一目で判断できるため、美味しいカニを選ぶ際に押さえておきたい重要なポイントの1つです。
カニは脱皮をすることで大きくなっていき、身を肥やす生き物です。
脱皮をして時間が経ったカニは中身が詰まっている可能性が高く、脱皮して時間が経っていないカニは中身が詰まっていない可能性が高くなっています。
カニが脱皮してどれだけ時間が経っているのか見分ける際に重要となるのが、甲羅の硬さと重量感の2点。
脱皮してから時間が経ったカニは甲羅が固く、重量感があり、逆に脱皮から間もないカニは甲羅が柔らかく重量感がありません。
これは見た目から判断することができないため、実際に触ってみたり、お店の人に頼んで重さを測ってもらうようにしましょう。
美味しいカニを見分ける最後のポイントは茹で具合を確認することです。
カニは冷凍される前にすでに茹でられていることがあり、茹ですぎなカニは甲羅が乾燥し、身が硬くなっています。
茹でられてから時間が経っているカニは匂いも良くないため、違和感を感じた場合は別のカニを選ぶようにしましょう。
また、カニを購入する際には通販を利用する方も多いことが予想されます。
通販の中でも産地直送の茹でガニは、プロが専用の大釜でボイルし、冷凍するため、高いクオリティーのカニを楽しむことが可能です。
本場の味を楽しみたいという方は産地直送通販の茹でガニを購入することも有力な選択肢となります。
美味しいカニの選び方が分かったら次に押さえておきたいのは、カニの保存方法や解凍方法、実際に食べる際の捌き方です。
それぞれについて詳しく解説していきます。
カニの保存方法は生のカニ、茹ガニ、冷凍ガニでそれぞれ変わってきます。
まずは生ガニ。
旨みが詰まっており、鮮度の高い生ガニは基本的には保存せずに食べきるのがおすすめです。
しかし、どうしても保存したいという場合に関して、生のカニはそのままの状態で保存してしまうと、すぐに色が黒色に変色します。
そのため、生のカニは一度茹でてから保存するようにしましょう。
保存後もなるべく早く食べるのがおすすめです。
生のカニと異なり、茹ガニはラップを二重、三重に巻くだけで簡単に保存することが可能。
冷蔵の場合は2~3日、冷凍であれば3~4日は保存することができます。
茹ガニをラップで巻く際のコツはできるだけ密封して水分が抜けないようにすることです。
カニは水分が抜けてしまうとパサパサになり、美味しく食べることができなくなるためこの点は注意しましょう。
冷凍ガニについてはあなたが食べる分だけ解凍して食べるのがおすすめ。
もし食べきれなくて残してしまったら、茹ガニと同様の方法で保存するようにしましょう。
カニの保存方法と同様に、解凍方法についても生のカニと茹ガニでは違いがあるため注意が必要です。
生のかには水揚げしてからすぐに殻を剥いた身が、むき身として販売されるため、短時間で解凍するのがおすすめ。
カニをビニールなどに入れてから流水して解凍するようにしましょう。
また、生のカニは解凍後に調理する必要があるため、半分くらい解凍できれば解凍は完了です。
茹ガニの場合は生のカニの解凍方法と異なり、長い時間をかけて解凍する必要があります。
具体的な方法としてはまず、冷凍された茹ガニを新聞紙やビニールに包み、冷蔵庫へ入れます。
そこから3~4時間放置すれば、解凍は完了です。
冷蔵庫ではなくて、自然解凍ではダメなの?と疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、自然解凍だと旨みが汁とともに流出してしまい、カニ本来の旨みを楽しめません。
冷蔵庫に入れてから7割程度解凍できたと感じたら外に出して、食べることが可能となります。
解凍が終わったら後はカニを捌けば食べる準備は完了です。
カニの捌き方は以下の通りとなります。
手順を守ればカニの捌き方は難しくないため、上記内容を理解するようにしましょう。
ここではお正月に食べるカニの種類を紹介していきます。
日本で有名なカニはタラバガニ、花咲ガニ、ズワイガニ、毛ガニの4種類。
それぞれのカニの特徴を押さえるようにしましょう。
プリプリとした食感を楽しみたいという方や食べ応えのあるカニを選びたいという方はタラバガニを選ぶのおすすめです。
タラバガニはカニの王様と言われており、見た目が大きい点が最大の特徴。
一般的には1kg以上の重さがあり、足の部位にも身がぎっしりと詰まっています。
味の特徴は淡泊なため、カニ鍋などにして食べるようにしましょう。
注意点としてはタラバガニのカニみそは食べられないという点。
スーパーやネットショップで販売されているものはカニみそが抜かれた状態で販売されているためカニみそが好きという方は別のカニを選びましょう。
カニの旨みを楽しみたいという方におすすめなのが、ズワイガニです。
北海道以外にも様々な地域で水揚げされ、異なる名前がつけられています。
カニの旨みが凝縮されており、甘味が強い点が特徴。
カニすきや刺身で食べるのがおすすめで、カニみそも濃厚なため、全ての部位を余すことなく楽しめます。
1尾あたり1万円以上するカニもあるため、ズワイガニを食べたいという方は値段には注意しましょう。
カニみそを楽しみたいという方はズワイガニよりも毛ガニの方がおすすめです。
毛ガニのカニみそは味も塩辛すぎず、美味しく食べることができると評判で、根強いファンがたくさんいます。
もちろん、カニみそだけでなく、身もたっぷりと詰まっており、プリプリとした食感も毛ガニの特徴。
シンプルに塩ゆでや蒸して食べることで毛ガニの美味しさが引き立つため、毛ガニを楽しみたいという方は是非試してみて下さい。
真っ赤な色とギザギザの甲羅が特徴の花咲ガニですが、こちらはあまりお正月に食べることはありません。
理由として、花咲ガニが水揚げされる季節は夏が中心という点が挙げられます。
花咲ガニの殻から出る濃厚な出汁は「鉄砲汁」にして食べるのがおすすめなため、気になる方は夏に試してみて下さい。
お正月にカニを食べるには様々な方法があります。
代表的なカニの食べ方を紹介します。
代表的なカニの食べ方の1つであるカニ鍋。
カニ鍋の中には薄味の出汁でのな鍋で具を取ってポン酢などにつけて食べるカニチリ、濃い目の出汁に入れそのまま食べるカニすきなど様々な食べ方があります。
カニの種類や個人の好みに応じて鍋の種類を変えるのがおすすめです。
解凍してからカニを少し温めて食べる焼きガニ。
生のカニを食べるのとは少し違った旨みを感じられるのが特徴で、カニの味を楽しむのに最適です。
好みに応じて醤油やポン酢、カニ酢につけてから食べるようにしましょう。
カニはデリケートな食材であり、刺身のまま食べられるカニは多くありません。
そのため、正月くらいは少し奮発して刺身の状態で食べれるカニを選択するのもありですよね。
刺身だからこそ味わえるカニの甘味や旨みを楽しみたいという方は是非挑戦してみて下さい。
カニのむき身をお湯につけて食べるカニしゃぶ。
外側がふわふわで中身がとろける独特な味わいを楽しめるのはかにしゃぶならではですよね。
かにしゃぶはあまり手間もかからないため、調理するのが面倒という方にもおすすめです。